Chapter2 Titan

汽車は1つ目の停車駅グレープバレーのあるタイタンに近づく。
衛星としては木星ガニメデに次ぐ大きさで、土星の衛星では一番大きい。
土星の衛星タイタン
100年掛かりで環境を地球化し、緑生い茂る星になっている。

宇宙連合はその功績を称え、この星では何をしても罰せられない「楽園法」を制定した。
そのため、999乗客は不要の場合外出しないのが慣例となっている。

999はグレープバレー駅に停まった。
劇場版999プラモデル
重力は地球の1/2だが、気圧・気温ともに快適だ。

メーテルは用事があると言って999を降りる。
木偶の坊タイプG+Dollwig cute
この星での停車時間は、地球時間で15日と22時間41分。

護衛する契約なので後を付いて行くと、待ち構えていたかのように盗賊がメーテルを連れ去った。
「メーテル!」
慌てて追い掛ける俺に盗賊が銃を向ける。

(バーン!)
胸を銃で撃ち抜かれた。

目を覚ますと普通の家にいた。
ウッドハウス天井
撃たれたはずの胸を見ると傷はない。

若い女性が近寄る。
木偶の坊タイプG夏音
「目が覚めました?」

「あいみ」と名乗るその人は、駅前でプチホテルをやっていて、時折盗賊に襲われた人の介抱するのだと言う。
傷を手当してくれたのかと聞くと、運んで寝かせただけだと答える。

銃の出力が弱かったために、気絶だけで済んだようだ。
盗賊について尋ねると、ゆるい運河を上流に行ったところにアジトがあると教えてくれた。

「これをお持ちください」
コスモドラグーン
全宇宙に5挺しかないと言われる、唯一「テクタイト」を破砕できる銃の1挺だった。

機械化人を「永遠の命」たらしめているのが外装素材テクタイト。
宇宙連合も軌道管理局もテクタイトに有効な武器を固く禁じ、製造・所持を発見した場合、即時抹殺処分としている。

おかしい!?

なぜこんな銃を俺に渡す。
なぜ盗賊は俺を殺さなかった。
これはなにかの試験なのか?

強い作為を感じるが、メーテルを護衛する契約は履行しなげればならない。
銃と放射線除けの帽子・マントを受け取り、手漕ぎボートで川を上った。

しばらく川を上ると、これ見よがしに盗賊の棲み処があった。
そっと中を覗くとメーテルが縛り上げられている。
木偶の坊タイプG+Dollwig cute
(しまった! 契約が解除されちまう)

ん?

結び目がほどけかけている。
結び目
俺が来るのを見計らって、慌てて縛ったのだろう。

どう見ても自分で外せる。
・・・これはテストだと確信した。

きっと俺の様子も監視されているに違いない。
どう動くのが正解なんだ?

すぐに助けたのでは、既定路線すぎて面白くない。
木偶の坊タイプG+Dollwig cute
しばらく様子を覗うことにした。

盗賊たちは聞こえよがしに言う。
「こ、これからー、おまえをー、もてあそんでー、やるー」
(棒読みじゃねーか!)

「ぐへへー、楽しんでー、やるぞー」

複数の男たちがブラを外し、パンツを寄せてアソコをイジったり、網タイツを破いたりとやりたい放題。
木偶の坊タイプG
芝居は棒な割に、プレイはけっこうハードだった。

契約は無事終着駅に送り届けることだ。
生きてさえいれば、その間の「プレイ」は俺の範疇ではない。

メーテルは荒々しく胸を揉まれたり、アソコをベロベロ舐められている。

「ああん」
木偶の坊タイプG+Dollwig cute
(感じてやがる)

盗賊たちのプレイは更にエスカレートする。
びしょ濡れのメーテルのアソコに、棒切れを突き立てた。

ねじ込まれる棒切れ
木偶の坊タイプG+Dollwig cute
「ぐあああああっ!」

メーテルは悲痛な声をあげた。

(グイッ! グイッ!)
盗賊が棒切れを押し上げる。

すると、棒切れに薄く血が滲む。
木偶の坊タイプG
(あいつ、バージンだったのか)

どSキャラにはビビらされたが、実は芝居で、てんでウブだとわかった。
(この辺りにしておくか)

(バン!)
俺はドアを蹴飛ばしアジトに進入した。

「そこまでだ!」
盗賊たちは一瞬安堵の表情を見せる。

「この銃を見ろ! 逆らうと撃つぞ!」
コスモドラグーン
「わー、やめてくれー」
(茶番すぎる)

俺はメーテルの縄をほどき、服とメーテルを抱きかかえると舟に飛び乗った。
急いで舟を出すが、盗賊たちが追って来る気配はない。

意外にもメーテルの動揺は続いていた。
服を着せて、落ち着かせる。

駅前のホテルに戻り、あいみさんに銃を返そうとする。

「差し上げます。これからの旅に必要になるでしょー」
木偶の坊タイプG夏音
(だからこの三文芝居は何なんだ!?)

999に戻ってからもメーテルは塞いでいる。
木偶の坊タイプG+Dollwig cute
(あの茶番劇はメーテルも知っているはずなのに・・・)

途方に暮れているうちに、汽車は発車時刻を迎える。
劇場版999プラモデル
人知れず、キャストたちは一堂に会し、999を見送るのだった。

車掌「次の停車駅は、アイスグレイブ、アイスグレイブに停まります」
pluto
3/4へつづく
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